patisserie
通勤 2h 56km
8:30〜18:00 dante
働く日は、通勤の往復が回復走や練習になる。
交通量も少ないとは言い難いけど、所々に出現するアップダウンや視界良好なストレートなどを利用して負荷をかけたりしている。
なんだかんだで、この往復も良い練習になっているかな。
自分は世のフルタイムの人達より練習に充てられる時間がある方だけど、フルで働いてロードレース、ヒルクライムなどジャンル問わず高いレベルを維持している人達は改めて凄いなと。
少し脱線したけど、今日は今の勤務先の事でも書こう。
ご存知な方もいるかと思うが、今は埼玉の某洋菓子店で働いている。
大体の人にそれを言うと、「あー似合う。」とか「あーケーキ作ってそう」と言われる事はない。
…
正直、自分でも何でこのジャンルにしたのか今でもよく分からない。
でも、やっていくと意外と面白くて、自分の引き出しが増えていく事に楽しさを覚えた。
去年末のクリスマスシーズンから、年度末関連の納品であったり、夏になってからもお中元などで忙しい時期が続いていたけど、最近はようやく製造もひと段落という感じだろうか。
大まかに製造は、小麦粉や砂糖、その他諸々を計量する人と卵割りの人とチーズやバターを切る人に分かれる。
自分はこの中では比較的、力仕事的要素が強いチーズバターカットを任せていただいている。
このチーズなどが一ケース20kgとかあるものだから、重い重い。過去に冷蔵庫の中で持ち上げようとしてギックリ腰になって出て来れなくなった方もいた。
こういう時に、浅田さんから教わったデッドリフトのフォームが役に立つとは思わなかった。
今ではそのフォームを至る所で駆使して持ち運びもそんなに苦ではなくなったけど、
業者の人が納品しに来る際、お世話になりまーすと言いながら小麦粉20kg×3を片腕で抱えて入ってくるのには今でも驚愕する。
….身体どうなってるの?
そんなこんなで、他にも色々仕事はたくさんあるけど、1年半以上このチーズカッターをやっていると流石にどのケーキがどのくらいの量が必要でどのボウルに入れるのが適正か分かってくる。
さらに突き詰めると、何種類もある製造の中でどの順番にカットしていくのが1番効率が良いのかを考える。
いかに合理的であるか、それにかかっている。
…
最近になって初めて、0から作れるようになった製品もあり、それが出来た時はやはり嬉しいもの。
今でもまだ、自転車だけでやっていきたいという気持ちはあり全く諦めていないけど、
一昨年の年末に、路頭に迷っていた時にこの職場に出会えた事は良かったと思っている。
そのまま自転車選手になれていても自分の場合、気づけなかった事があっただろうと感じた。
そんな今は働く事と自転車が良いバランスが取れているので、後半戦も張り切っていきたい。
また、他の仕事についても書ける範囲で紹介出来たらと思う。
埼玉にお越しの際には是非。